佐賀植物友の会



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[136] シチメンソウ

投稿者: kami 投稿日:2018年11月 9日(金)00時30分28秒 p83188-ipngn200202takakise.saga.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

今年は東与賀海岸のシチメンソウが9割以上立ち枯れしていると聞いていたので見に行きました。1枚目は今日の9時半ごろの画像です。この時間はちょうど満潮でしかも今日は大潮です。しかし、潮はシチメンソウ生育エリアにわずかに来ている程度です。水深も5cm以下です。干潟が濡れるのはこの時だけで、大潮の時以外は雨が降らない限りいつも乾いていることになります。

そのあとすぐに本庄江の河口付近に生育するシチメンソウを見に行きました。ここは完全に水没していました(2枚目)。すでに潮は引き始めており、5cmくらいは下がっていました。夕方16時半頃に再度見に行くと見事な群落が成立していました(3枚目)。

東与賀海岸のシチメンソウが立ち枯れした要因が少し見えてきました。有明海の干潟は毎年数センチずつ堆積が進んでいると言われます。東与賀干潟は大潮の満潮時にしか潮が来ないため普段は乾燥しており、今年の猛暑と日照りによりダメージを受けていたのでしょう。そこに今年は台風が2回やってきました。暴風にさらされ致命的になったのではないでしょうか。一方で本庄江は海水がシチメンソウを守ったのかもしれません。波浪はあったと思われますが、本来そのような環境に生育している植物ですから、土壌ごとごっそり持っていかれない限り大きなダメージにはならないと考えられます。個人的な仮説ですが、案外的を射ているかも知れません。東与賀海岸はシチメンソウにとって生育不適地になりつつあるようです。

東与賀海岸はシチメンソウ保存会がタネを取って蒔いていますが、今年は壊滅状態なため、本庄江のタネを採ろうと考えているらしいです。シチメンソウは有明海湾奥部にしか知られていませんので、生態系に悪影響を及ぼす危険があります。


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